2018年01月20日
学校が変わらない要因を洗いだす
犯人探しをするわけではありませんが、学校が変わらない、変えられない要因を明らかにする必要はあると思います。
なぜなら、要因が明確になれば、打つ手が見つかるからです。
要因として考えられるのは、
①校長や教頭が原因
②教職員が原因
③保護者が原因
④地域が原因
⑤教育委員会が原因
でしょうか。
学校そのものの組織の問題、構成する教員サイドの問題、学校を取り巻く環境の問題と大きく分けることができます。
それらについて、詳しく要因を見ていきます。
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21:13
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2018年01月17日
学校の改善は誰のためか?
学校改善をする目的はなにか。
教師の働き方改革の目的はなにか。
これは言うまでもなく
『子供のため』です。
もう少し丁寧に言うと
『子供に十分な教育を行い、確かな力を付ける』ためです。
改善や改革を語る上で、教育の主役である子供を忘れてはならないのです。
「子供のために最良の方法はなにか?」という大前提のもと、教育に携わる教員が幸せに働けることが大切なのです。
ともすれば、教員の都合に見える働き方改革。誰のためか分からない学校改善に陥りやすいです。
とはいえ、子供のためといって何でも盛り込んできたのが、今までの学校です。
双方のバランスが大切なのです。いわゆる、ワークライフバランスです。
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19:26
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2018年01月10日
学校で一番忙しいのは……そう、教頭センセイ
〈センセイが忙しい〉
〈学校がブラック化している〉
というが、ホントにそうだろうか?
改めて問いたい。
皆さんのお子さんの担任のセンセイ、身近なセンセイは、過労死しそうなぐらい忙しいだろうか。
毎日部活指導に明け暮れているセンセイ
研究校に勤めているセンセイ
生徒指導困難校に勤めているセンセイ
こんなセンセイは確かに、クタクタに鳴るほど働いているだろう。
もう一つ忘れてはならないのが、教頭センセイである。
あまり注目されないが、学校の中で一番勤務時間が長いのは、教頭センセイなのである。
朝誰よりも早く出勤し、夜誰よりも遅くに退勤する。
勤務時間だけでも大変だが、業務内容も多岐にわたる。
○委員会からの連絡文書の受理
○数々の調査物
○校長からの依頼業務
○先生方の指導
○校舎の営繕管理
○保護者対応
○地域との連携の窓口
○学校開放の担当 etc……
本来は「校長の補佐」「職員の指導」がメインではあるが、それ以外の業務が多すぎるのが実態。
ようするに、「これ、誰がやるの?」という仕事はほとんどが教頭センセイの仕事。
一番、業務改善をしなくてはならないのは、教頭センセイの業務なのではないだろうか。
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19:54
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2018年01月07日
こんな校長は学校をダメにする
校長が変われば、学校は変わる
と書いてきましたが、もちろんその逆もあるのです。
▼事なかれ主義の校長
▼前例踏襲型の校長
▼決断力のない校長
▼仕事を押し付ける校長
▼責任を逃れる校長 etc…
学校の中にいれば、このような校長はたくさんいることが分かります。しかし、保護者や子供には、なかなか分からないものです。
どうすれば、保護者は、校長センセイの経営方針が分かるのでしょう。話を聞くか、書いてある物を読むしかありません。
一番は、毎月発行される学校だよりの巻頭言を読むことです。校長が何を考え、どういう学校にしたいかを保護者に伝える最大の機会なので、校長は文章を練って書きます。
また、ホームページに定期的に校長だよりを載せたり、ブログやフェイスブックで考えを小出しにしている校長もいます。
しかし、その巻頭言ですら、教頭に書かせている校長もいるのです。
そんな校長はいったいどうやって経営方針を保護者に伝えるのでしょうか?
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23:58
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2018年01月05日
センセイを引っ張るリーダーとしての校長の姿
読売新聞の「くらし 教育」の欄に『教育ルネッサンス』という連載記事が掲載されています。
現在の教育の課題に鋭い切り口で書かれていることが多く、読み応えがあります。
1月5日号には、校長がいかにセンセイ方を牽引していくか、という内容が書かれてありました。
学校の舵取り役である校長に、今まで以上に注目されています。
校長は、センセイ方はもちろん、子供、保護者、地域に、「目指す方向性を明確に示す」必要があります。
守り固めるスタイルからの脱却こそが、学校が再生する道なのです。
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10:16
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2018年01月03日
学校の問題に警鐘を鳴らしていきます
あけましておめでとうございます。
ブログを読んでいただきありがとうございます。
このブログは、学校の問題に鋭くメスを入れるつもりで、学校の現状を書いています。
しかし、これはすべての学校に言えることでもありません。いい学校もあれば、そうでない学校も当然あります。
そして、私は学校に対して批判的な気持ちはありません。むしろ、何とかしたいと思っています。
そのために、変えていかなくてはならないことを読者の皆さんと共有し、改善に向けて知恵を出し合っていければと思います。
多少毒々しい部分がありますが、ご容赦いただき、今年もご愛読よろしくお願いします。
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23:46
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2017年12月30日
こんな校長の下で働きたい
こんな校長の下で働きたい
と思える校長がどれくらいいるだろうか。
何をやってもOKの校長が、いい校長ではない。
それは、センセイにとって都合の「いい」校長に過ぎません。
センセイがプロとして輝くことができる学校を創ることができるのが、いい校長だと思います。
【子供にとっていい校長】
『校長センセイの名前は?』と子供に聞いて、答えてもらえない校長は、まず失格です。
『校長センセイって何してるの?』
ん〜校長室にいる……?と思われていたらダメです。
日常的に教室を見回って授業を見て、廊下で会ったときに、頑張っていることを褒める。
休み時間に校長室を開放して溜まり場にする。
子供のいい表情を撮影しHPで公開する。
こんなことをやっている校長は、子供に人気があり、いい校長だと思います。
【保護者や地域にとっていい校長】
地域の人が校長の顔も名前も知らないのは、もってのほかです。場合によっては、保護者にも知られていない校長もいるとか……
全体懇談での校長の話がおもしろく、示唆に富んでいる。
学校だよりが読みやすく、分かりやすい。
町内会の会合や行事に顔を出す。
こんなことをやっている校長は、保護者や地域の方に信頼されています。
【センセイにとっていい校長】
これが一番難しいです。
実は、センセイって自分のやり方にケチを付けられたくない人が多いのです。
だから、校長が何かをしようとすると、「今度の校長は厄介だ」「前の校長はやりやすかった」「校長がなんと言おうと、自分のやり方は変えません」ということになるわけです。
しかし、学校を変えるためには校長の実行力が必要です。独断にならず、センセイ方の意見を聞き、進むベクトルを揃えて、ゴールに向かって、センセイ方を引っ張っていく。そんな兄貴分のような校長が、センセイにとってのいい校長なのではないでしょうか。
ともあれ、いい校長は、人間としても、教育者としても、優れた人なのだと思います。
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00:45
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2017年12月27日
校長センセイの資質
校長が変われば学校が変わる
ということは、前にお伝えしました。
では、どんな校長なら、学校を変えられるのか?
校長の資質について考えてみます。
その前に校長はどのようにしたらなれるのか。
一般的には、教諭→教頭・副校長→校長という順に試験を受けます。
論文や面接などで、その立場としての資質が問われ、校長になるわけです。
では、校長に求められる資質とは何か。
「先を見通す力」「実行力」「責任と自覚」
この3つが重要だと考えます。
分かりやすく言うと、
「何が大切かを見定め」
「自ら実行し」
「結果に責任をもつ」
と言うことです。
そのためには、優れた校長は誰よりも勉強をしています。
そして、まずやってみて、うまくいかなければ修正をして、また実行します。
自分の行動やその結果だけでなく、全てのセンセイ方の行動や結果にも責任をもちます。
そういう校長は。センセイ方からも慕われます。子供たちからも人気があります。保護者や地域の方からも信頼されています。
しかし、そうあるためには、苦労や努力が耐えません。だから、校長には、熟考したり猛省したりするための校長室があるのです。
Posted by nori910 at
21:36
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2017年12月25日
校長が変われば学校は変わる?
櫻井翔主演のドラマ「先に生まれただけの僕」が最終回を迎えました。
学校モノのドラマは非現実的な傾向がありますが、このドラマはかなり実際の学校の課題を取り上げていたように感じます。
それが一番感じられたのは、民間人校長が学校の旧態依然の体質にメスを入れ、センセイ方の意識を変えていくというストーリー展開です。
これはまさに、杉並区立和田中の元校長藤原和博氏の学校改革に通ずるものがあります。
やはり、学校を変えるのは、校長の覚悟と実行力に他ならないのです。
私学の高校では、校長の決断で特色を出す学校が出てきています。そして、これからの少子化の時代に改革をしない学校が生き残っていけません。
公立の小中学校もそういう時代が訪れるはずです。現に学校選択制を取っている杉並区や品川区をはじめ、多くの自治体で行われています。
選択できない自治体でも、「今度の校長は何もしない」「ハズレのセンセイ」などと言われることもあり、よりよい学校にするための改革は避けて通れないのです。
その鍵を握っているのが、校長です。
お子さんの学校、地域の学校を、そういう目で見ると、校長が本気で学校を変えようとしているかが見えてきます。
Posted by nori910 at
22:42
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2017年12月22日
職員会議を見直す
学校には職員会議という会議があります。
「職員会議」は、学校運営が円滑に行われるように、校長が、所属職員の意見を聞いたり、校長の運営方針を周知させたり、職員相互の事務連絡を図るものです。
つまり、学校の取組の意思決定は、校長自らの権限と責任において行うのです。
しかし、校長がすべての計画を立てることは不可能なので、教務部、保健体育部、生徒指導部……などの校務部で立案し、職員会議にかけるのです。
ひと昔前は、小さな取組までも、職員会議でセンセイがたが喧々諤々と意見を出し合って決めていました。
これでは、会議の時間がいくらあっても足りません。
そして、一番ネックなのは、声の大きなセンセイの意見に左右されるということです。分かりやすく言うと、学園ドラマに出てくるヒール役のセンセイが会議で、もっともらしい反対意見を言っているのを見たことがあると思います。まさに、あれです。
各部でしっかり計画を立てたものを、校長が承認し、それをセンセイ方に連絡すれば、会議はぐっと減ります。
それを民主的でない!というセンセイもいますが、声の大きさで決める会議が果たして民主的でしょうか?
Posted by nori910 at
20:41
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