2018年03月09日
ビルド&ビルドで、センセイは潰れる
企業で新規事業を行うときには、前の取組や成果が上がらなかった取組を廃止します。スクラップ&ビルドしないと、企業は業績が上がりません。
しかし、学校はこのスクラップができないのです。
それは何故か。
ほとんどの学校の取組には大義名分があるからです。
『全ての子供の学力を高める』
『子供たちの体力低下を食い止める』
『不登校児童を減らす』
『いじめをゼロにする』
『教師の指導力を高める』
など、どの取組もハッキリとした目的があります。
だから、一度始めたら止めるわけにはいかないのです。
OECD学習到達度調査(PISA)で、学力が低下した日本の15歳ですが、脱ゆとりで、『科学的応用力』『読解力』『数学的応用力』の3分野は、いずれもV字回復しました。
要するに、日本の子供たちの学力は高まってきたのです。
しかし、全国学力・学習状況調査はなくなりません。全国の教育水準をはかるという名のもと、都道府県の競い合いは続きます。
同じことが、体力テストにも言えます。
文科省から降りてくる取組や調査物で、スクラップされたものはほとんどありません。
さらに、教育委員会からの取組や調査物、学校の取組……
とにかく、ビルド、ビルド、ビルド………
これではセンセイは潰れてしまいます。
そして、センセイが一人潰れると、学校が回らなくなります。
Posted by nori910 at
19:40
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2018年03月03日
ワイガヤ体質からの脱却すべし
教員の業務の改善は、変えられることから変えていくことが大切です。
▽業務の量を減らせるか?
▽業務の質を下げられるか?
いずれもすぐには着手できません。そこで、できるのは
○業務の効率を高める
ことです。子供が下校してから退勤時刻までの時間が限られているのであれば、その時間内にどれだけの業務をこなすかが鍵です。
パソコンが普及する前の職員室は、考える作業より手作業が多かったです。ですから、多少おしゃべりをして情報交流しながらでも仕事ははかどりました。
しかし、今ではほとんどのセンセイがパソコンに向かって仕事をしています。ということは、脳を働かせているので、静かな環境の方が仕事がはかどります。
それなのに、職員室の環境だけは昔と変わらず、学年ごとのシマでわいわい、ときには、シマをまたがってガヤガヤ………。
これでは効率はあがりません。
それを解決するためには、談話スペースを設けると良いでしょう。情報交流をしたければ、そこで話をし、自分のデスクでは集中して仕事をする。
別室が無理ならば、パーテーションを区切るだけでも違うと思います。
こうしたできること、見えることから改善していきましょう!
Posted by nori910 at
11:54
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