2018年10月23日

学校行事って多くないですか?

学校にはたくさんの行事があります。

学習指導要領の解説にも
「単調になりがちな学校生活に非日常的な秩序と変化を与えることから、年間を通して計画的に実施することによって、児童の学校生活にリズムを与え、節目を付け、より生き生きとした生活を実現することになる。」
とあります。

ようするに、机上の勉強ばかりではつまらない
行事があることで、学校生活が楽しいものになる。

ということです。

しかし、学校行事って多くないでしょうか?

思い付くものを列記していきます。

入学式、卒業式、運動会、学芸会、修学旅行、宿泊学習、遠足、マラソン大会、水泳大会、写生会、版画展、作品展、二分の一成人式、1年生を迎える会、6年生を送る会、音楽鑑賞会、観劇会、◯周年記念式典、参観日、地域公開日、親子レク……

お子さんの学校の年間行事予定表をご覧いただければ
このような行事が目白押しなのがお分かりかと思います。

学校に余裕があった時代はよかったのです。
行事で学級経営をする先生もいました。
全校児童のモチベーションも高まりました。

だから、「何でもかんでも行事を減らせ」とは言いません。

視点を変えます。
学校には、子どもが一年間に授業を受ける時数があります。これを「年間授業時数」と言います。
6年生をれいに例にとりますが、週28時間を積み上げていくと、
1年間で1100時間ぐらいの授業時数になります。

ここから、各教科の授業を行わなくてならない「標準時数」を引きます。
現在の6年生は995時間(980時間+外国語の移行15時間)の授業を受けます。

1100-995=105

ここから、クラブ活動や委員会活動の時間を年間10時間程度引きます。

105-10=95

さらに、インフルエンザによる学級閉鎖や台風などによる臨時休校で休みになる時のための「予備時数」を50時間引きます。

95=50=45

この45時間が行事に充てることができる時間なのです。
行事当日はもちろん、練習の時間も含まれます。
運動会や学芸会、卒業式はたくさんの練習時間を使います。

さらに、2020年から実施される新しい学習指導要領では
6年生の標準時数は1015時間になります。

行事に使える時間は
1100-1015-10-50=25時間
しかなくなります。

そのためにできることは、
①行事を減らす。
②年間授業時数を増やす。

しかありません。

授業時数を増やすためには、
①土曜日に授業をする。
②7時間授業をする日をつくる。
③6時間授業の日を週4日にする。
④1日15分の帯の授業(モジュール)を行う。

方法が検討されています。

行事を減らせば「学校に潤いがなくなり」
時数を増やせば「子どもに余裕がなくなります」

箱の中を整理するか
箱を大きくするか

いずれにせよ、今までの発想や考え方では
乗り切れない現実に直面しています。

いままでそうしてきた

という教員の大好きな前例主義から脱却しない限り

子どもにも、教員自身にも大きな負担を強いることになります。



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