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2018年02月26日

20代教員を潰すのは「部活とモンペと職員室」



学校では20代と50代後半の病気離職者が急増しています。

50代後半の教員は、体力の衰えもあるでしょうし、社会の変化についていけなくなってきます。次の学習指導要領の改訂についていけるベテラン教員はどれだけいるでしょうか?

20代の教員が病む理由は、「部活」と「モンペ」と「職員室」と言われています。

部活指導で超過勤務を強いられていることはご存知のことと思います。

モンペはモンスターペアレンツのことです。センセイの大変さの一つに保護者対応があります。最近は無理難題、いわゆるいちゃもんを言ってくる親が多く、真面目なセンセイに限って真剣に対応し、疲弊してしまいます。

もうひとつが職員室です。意外と思われますが、職員間のストレスで病休に入るセンセイが多いです。どのセンセイも忙しくしていて、分からないことも聞けない環境が職員室に生まれます。また、職員室がしゃべり場になっていて、集中して仕事ができなくなっています。

悩みを抱えても、誰にも相談できず、次第に病んでいき、そしえ病気休暇、最終的には退職に追い込まれるのです。
  


Posted by nori910 at 21:02Comments(0)

2018年02月14日

ホウレンソウは調理が肝心



職場でよく言われる『ホウレンソウ』

ホウ・・報告
レン・・連絡
ソウ・・相談
のことですね。

これが大切なのは分かりますが、全ての事案についてホウレンソウできるかというと、そうでないものもあります。

主任で処理すること、教頭止まりにしておくこと……

【ケース1】
A小学校の校長センセイは、なんでも知っていなければ済まないタイプ

教頭センセイに全てを《ホウ》告させます。もちろん大切なこともありますが、「○○と△△が喧嘩をしました」「□□センセイが車を買い替えました」のような事まで伝わらないと、「なんで知らせないんだ!」と怒鳴ります。教頭センセイは伝え漏れてないか、いつもビクビクして疲弊しています。

【ケース2】
B小学校の校長センセイは、判断ができないタイプ

センセイ達に《ソウ》談が大事だと常に話しています。しかし、校長センセイに相談した答えは、たいがい求めている方向と違います。改善策を提案しても「そんなことやらなくていい」。新しい発想を伝えても「前例がないことはやらない」。校内のことを相談しても「教育委員会に聞いてみる」。
そして出した校長センセイの返答は、ことごとく裏目。いつの間にか、センセイ方も何もしなくなりました。

ホウレンソウが大事という前に、ホウレンソウされたら、確かな判断、そして明確な回答ができるような校長センセイでいてほしいものです。それが校長の資質です。  


Posted by nori910 at 20:08Comments(0)

2018年02月08日

学校はマクド、校長はマクドの店長になりつつある



マクドのてりやきバーガーやポテトは美味しいですよね。日本中どこのマクドに行っても同じメニューのバーガーを、同じ味で食べることができます。

今、日本中の学校がマクドと同じようになってきています?

もちろん公教育ですから、教える内容は学習指導要領で定められています。

しかし、教え方まで「このやり方で教えるべき」という流れになってきています。

どのマクドでも同じ味のハンバーガーを、同じ工程で作りなさい、と言っているのと同じです。

ご当地バーガーで有名な、佐世保バーガーや函館のラッキーピエロには、独自のバーガーを提供してはならぬ、とお達しがでるのです。

校長センセイは、自分のやりたい学校経営ができず、本部(教育委員会)からの指示に基づいて、どこのマクド(学校)でも同じシステム、同じスタッフ教育、同じ営業形態で、同じ味のバーガーを提供する店長に過ぎません。

だから、誰が店長になっても変わらないのです。
いや、本部の指示どおりに営業する店長の方が好まれるようです。

負けるなラッキーピエロ!  


Posted by nori910 at 21:56Comments(0)

2018年02月06日

学校改善すんのかい!せんのかい!



学校の働き方改革は急務です。しかし、センセイ方はその意識が低いようです。

口を開けば、
「外国語活動の時間なんて増やさなくていい」
「道徳の教科化ってどうなの?」
「コミュニティスクールなんて必要ない」
「自己目標シートなんてなんでやるの」
といった変えられないこと、法令で決まったことへの抵抗ばかり………。

それを言ったって、何も変わらないのに……。

そんな愚痴のようなことを論点にしても、改革は進みません。

学校には「去年もやったから病」が蔓延しています。今年やった取組は、来年も再来年もこれからずっとやらなければならないと思う病いです。

ある学校の年度末反省の一場面です。 
『(時間の確保ができないからって)家庭訪問はやめるべきではないです。だって、家の中を見ないとその子がどんな家庭環境か分からないからです。』

家庭環境を覗き見したいだけ? 家庭環境を知ったら、子供への手厚い援助をしますか? その前に時数はどうやって生み出すんですか?

『図書のボランティアに口出しをしてもらったらやりづらいんです。本の整理だけでいいです。』

データベース化してくれたのは図書ボラさんじゃないの? 新刊のカバー掛けもこれから自分達でやるの?

『定時退勤日があると、持ち帰りの仕事が増えるので、廃止すべきです。』

時代と逆行してません? 仕事以外にの自分の時間を有効に使うことで教師の人間味が広がるんじゃないでしょうか? そもそも計画的に仕事できませんかね?

『職員会議は意思統一のために、毎月やるべきです。』

時間はどうやって確保するんでしょうか? 職員会議を開くために、校務部会、運営委員会が増えるんですよ。

こんな旧態依然の考え方をしていたら、改革はできません。
◎徹底的にスリム化する
◎取組をまずやめてみる
◎方法を変える
などの思い切りができるか、できないか、それが改革を成功させる鍵です。

  


Posted by nori910 at 20:56Comments(0)

2018年02月02日

学級は、商店街ではなく、ショッピングモールであるべき



学校にはさまざまなセンセイがいます。
そして、それぞれの学級経営をしています。

ある程度の個性や持ち味は出すべきですが、学校という組織体の中の1つの学級である以上、統一感がなくてはなりません。

「子供たちのため」
という常套句で、やりたい放題のセンセイがいます。確かに子供にも親にもウケがいいです。

しかし、このセンセイの次に受け持ったセンセイは大変です。
「前のセンセイはこんなにやってくれた!」と詰め寄り、前のやり方を強要してきます。さらには、『今度のセンセイはダメ』とレッテルを貼ります。

だから、学級経営のやりすぎは良くないのです。
商店街の1店舗のように、自分のやり方で営業時間を決めたり、セールを独自でやったりする学級経営は、組織としては困るのです。

ショッピングモールのように、一定の枠組みの中で運営する、他店と共存共栄する、といった学級経営をすべきなのです。

昔と違い、保護者の情報伝達は速いです。
隣の学級との比較だけではなく、他校との比較も簡単です。
そして、保護者は、子供にとって「得なセンセイ」か「損なセンセイ」かで判断します。

だからこそ、一人だけが突っ走るのではなく、みんなで盛り上がるショッピングモール型の学級経営が必要なのです。  


Posted by nori910 at 19:50Comments(0)

2018年01月29日

続・教育改革病という病い



前回のブログをご覧頂いた方がとても多く、学校の現状を知っていただくいい機会になったと思います。

そこで、実際のセンセイがどれだけたくさんの業務を抱えているか、そして、時間がないかを書きたいと思います。

センセイの放課後には、次のような仕事があります。
《毎日の仕事》
①教室の清掃・整頓
②テストやプリントの丸つけ
③ノートへのコメント書き
④保護者への電話(必要に応じて)
⑤次の日の授業(6時間分)の準備
⑥学級通信の作成

《週・月ごとの仕事》
①学年の打ち合わせ
②校務部の会議
③職員会議
④校内研修
⑤学年通信の作成

《不定期な仕事》
①校外研修のレポート
②各種調査物
③自己評価シートの作成
④市の教育研究会の業務
⑤通知表作成
⑥管理職に頼まれる業務
⑦PTAの業務

思いつくものを書き出しましたが、これ以外にもまだあります。

では、これらの仕事を行う時間がどれだけあるか、ご存知ですか?

一般的な学校の勤務時間は、
出勤時刻8:00〜退勤時刻16:30
休憩時間15:30〜16:15
といった感じです。

6時間授業&帰りの会が終わるのは、15:05なので、放課後の時間は実質40分間です。それでは終わらないので、休憩時間を取らずに仕事をしているセンセイが多いです。

高学年は週28コマの授業があるので、5時間授業が週2回で、6時間授業が週3回です。

放課後の40分間なんて、あっという間です。会議や打ち合わせをしていたら、気がついたら退勤時間を過ぎていることなんてザラにあります。

2020年度からは授業時数が週29時間になり、放課後の時間はますます少なくなります。それと反比例するように仕事ばかりが増えます。

精神疾患で休職しているセンセイが年間5000人います。これだけの仕事を毎日こなしていれば、精神面のみならず、健康面でも病んでくるでしょう。

休職者が出れば、別の教員にその負担が上乗せされます。フリーの教員が変わりに授業を受け持ったり、教頭が担任を代行したりする学校もあります。

一体、どうなれば、学校から仕事が減るのでしょうか。

  


Posted by nori910 at 20:13Comments(0)

2018年01月26日

学級王国をつくるセンセイ



《学級王国》
という言葉を聞いたことがありますか?
センセイは一つの学級を任されるので、責任はあるが、自分のやりたいようにやることを指しています。

学校も変わってきて、校長のマネジメントのもと、組織体として、子供たちの教育にあたっています。

しかし今だに、自分勝手なセンセイがどこの学校にも希少種として生き残っています。

たいがいこの種のセンセイは、発言力があり、みんなでやることや、校長から言われることに反対をします。

やっかいなことは、この種のセンセイは、子供を楽しませるスベを持っているのです。ですから、子供たちに人気があることが多く、信奉者の保護者もいます。反面、嫌っている保護者も多くいます。

この種のセンセイが在任している間は、その学校の改善が遅れます。

校長がそのセンセイを何とかできればいいのですが、たいがい反発します。他のセンセイ達が改善をしても、一人だけしません。結果的に学校全体の改善にはなりません。

年限が来て異動するのを待つしかないのですが、この種のセンセイを欲しい学校はありませんから、年限以上残ることがあります。

もし、お子さんの学校に6年以上いるセンセイがいたら、この種のセンセイかもしれません。つるかめつるかめ。
  


Posted by nori910 at 20:31Comments(0)

2018年01月24日

教育改革病という病



学校にはさまざまな「教育改革」や「新規の取組」が降りてきます。

子供達の学力が低下してきているとして調査を始めた全国学力テストは今年で10年を迎えました。

子供達の体力が衰えてきているとして新体力テストを行っています。

いじめアンケートも年2回
体罰調査も年1回

「環境教育」「がん教育」「キャリア教育」といった『○○教育』が次から次へと……。新学習指導要領では、「プログラム教育」が入ってきます。

外国語活動が3年生からになり、5年生からは外国語科になります。道徳も教科になります。教科になるということは評価も必要です。

地方公務員法の改正で、教職員の人事評価のために、目標管理型のPDCAサイクルを回します。そこで、半期ごとに目標に対して自己評価をします。管理職は全員の評価をします。

学校の組織改革として、コミュニティースクールの導入が進んできています。そうなると、地域との連携協働が強まり、会議も増えます。

各自治体ごとに示している達成目標もクリアしなくてはなりません。

自己研鑽のために、学校外の研修にいかなくてはなりませんし、10年ごとに免許更新講習を受けなくてはなりません。

それぞれはとても大切なことで、それをやるための大義名分はあります。

しかし、どれ一つとして、目的を達成したからやめるというものがあるでしょうか?

やり始めたら、まずやめることなく、学校に加算していきます。それらが教頭やセンセイ方にのしかかってくるのです。

学校は、改革をしなくてはならない深刻な『改革病』にかかっています。治すには、メスを深く入れて、本気のスクラップ&ビルドしなくてはならないと思います。  


Posted by nori910 at 21:00Comments(0)

2018年01月23日

保護者や地域がセンセイを忙しくさせている



子供は地域の宝です。

学校は、保護者や地域と連携協働して子供たちを育てていかなくてはなりません。

しかし、学校は保護者や地域に、保護者や地域は学校に、それぞれやることをお願いします。そして、関係が窮屈になっています。

例えば、保護者に朝の交差点での立番をお願いします。保護者からしたら「センセイはやらないのかしら?」と思います。

地域で夏休みにラジオ体操をしています。町内会の役員から、「学校のセンセイが来てくれたら、子供も喜ぶのに。」と言われます。

もちろん、どちらもやるに越したことはありません。しかし、勤務時間外の業務です。参加するとなれば、完全なボランティアになるのです。

このようにして、『子供のため=いいこと』だから、無理してもやらざるを得ず、仕事が増えるのです。

センセイの働き方を変えるには、学校、保護者、地域の三者は、『健全な児童生徒の育成』という大きな目標で共通しながらも、業務を分業していくことも、大切になってきます。

そのためには、校長を中心として、三者の代表が共通の認識をもつことが大切なのです。  


Posted by nori910 at 21:38Comments(0)

2018年01月21日

センセイが学校改善を妨げる



日本中のセンセイは、基本的に子供が好きです。そして、受け持ちの子供の力を伸ばしたいと思っています。
その理念は揺るぎないと信じています。
逆に、そうでないセンセイは即辞めてもらいたいです。

センセイという職業は、大学を出てすぐに学校に勤めている場合が多いので、組織の一員として働く意識が薄いのです。 

だから、【マイルール】で仕事をするセンセイが多いのです。その自信は「子供のためにやっている」という自分なりの裏付けがあるからです。

ひと昔前までは、それも通じました。力のあるセンセイが自己流のやり方で子供を教える姿がありました。

しかし、学校は校長のマネジメントのもと、組織として対応していかなくては、課題が解決しなくなってきました。

ですから、管理職がセンセイ方にやってもらうことが多くなってきているのです。

もとから、自己流でやってきたセンセイは、管理職から言われることに反発するわけです。
まして、学校改善ともなると、
『なぜ、そんなことをするのか?』
『働き方改革といって早く帰らされても、持ち帰り仕事が増えるだけだ』
という反発が出てくるわけです。

これが縦社会でない学校の弊害です。
自由にものが言える風通しは良くても、上からの指示命令が浸透しづらいのが学校なのです。  


Posted by nori910 at 17:20Comments(0)