2018年04月28日

ベクトル合わせで、効率的な学校運営を!



学校を円滑に、かつ、効率的に進めるためには、目指す方向を共有することが大切です。
いわゆる「ベクトル合わせ」です。

学校という組織は、4月に教職員が大きく変わり
ベクトルが揃わないまま、次の日からは「学級事務」「新学期の準備」「入学式の準備」が始まります。
これらは全て教員の経験則で行われています。

一旦スタートしてしまったら、なかなかベクトルは揃いません。
些細なことですが、
「給食の配り方を揃えましょう。」という提案があっても、「もう当番表をつくったので困ります!」と反対されます。
「家庭学習はノートにやらせましょう。」と提案しても、「私はプリントの宿題を出したいので反対です。」と却下されます。
これは指導方法の1つの例ですが、学校という組織は共通の取組が実行されない組織なのです。

新年度早々に、「目指す方向」を校長が示し、
それに向かって、各学級、各校務分掌では何を取り組むかを具現化していくこと
が必要です。

その際、校長が示すビジョンは、焦点化したものでなくてはなりません。
「学力向上」「体力づくり」「心の教育・道徳教育」「特別支援教育」「生徒指導(不登校・いじめ)」「安全・健康教育」etc...
学校には取り組まなくてはならないことが山積みです。

ここで校長が英断し、「今年はこれを重点にする」ということを決めることが肝心です。
あれもこれも手を付け、結局どれも中途半端でできていない、という学校があまりに多すぎます。
『一点突破 全面展開』
でいくべきです。

新学期早々、少し時間はかかりますが、
「どこに向かって(目指す姿)」「どのように(重点事項)」進んでいくのかを
全職員が理解すること
で、1年間の取組が円滑に進むことは間違いありません。

学年・学級の経営方針は、これに基づけばよいですし、
各校務分掌は、校長の経営方針をどう具現化すればいいかで判断すればよいのです。

私案ですが
このベクトル合わせを4月の1週目(始業式ぐらい)に行います。
それをもとに2~3週目に、学年や分掌で計画案を立案します。
4週目に、全体で計画を確認します。

「計画ができていないと、新学期が始まらない。」とおっしゃる方がいるかもしれません。
確かにそれも一理あります。
しかし、今までの計画はどうやって作っていたでしょう。
おおかた、昨年度のデータの月日だけ変えて提案していたのではないでしょうか。
そう考えると、計画なしでも4月ぐらいは学校は動いていきます。

会議に時間をかけないことが、働き方改革のように思えますが、
「時間をかける会議」と「時間をかけない会議」があります。

一見遠回りに見える「新年度会議」に時間をじっくりかけることが、業務の効率化の近道になると思います。

《まとめ》
 ◯4月の1週目に「ベクトル合わせ」をする。
 ◯そのために、校長はビジョンとゴール(めざす子ども、めざす学校、めざす教員)を明確にする。
 ◯ビジョンに基づいて、4月中に新年度計画をつくる。
  


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2018年04月24日

学校の働き方改革を考えていく



先日、NHKクローズアップ現代「シリーズ働き方改革 残業80時間超・現場で何が」が放送されました。

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4116/

コメンテーターで藤原和博氏が出ていましたが、コメントを話される時間が十分でなかったのは残念でした。

2020年から実施される新学習指導要領では、「学校改革」と「教員の働き方改革」が両輪になっています。

学校改革は、「道徳の教科化」「3〜4年生の外国語活動、5〜6年生の外国語科」「コミュニティ・スクールの実現、社会に開かれた教育課程の実現」です。これらは新たにビルドされるものです。

何一つスクラップされることないままで、教員の働き方改革を考えていかなくてはならないのです。

これはもはや学校単位で考えられるものではありません。市町村教育委員会、都道府県教育委員会が本腰を入れて取り組まなくては、抜本的な改善は見込めないでしょう。

しかし、それを待っていては、教員が次々と倒れていくばかりです。

やはり、学校で改善できることはやっていくことが大切です。

私はこの春、学校を離れました。今だからしがらみもなく言えること、学校の実際、大胆な改革の発想について、書いていこうと思います。  


Posted by nori910 at 10:51Comments(0)