2018年01月24日
教育改革病という病
学校にはさまざまな「教育改革」や「新規の取組」が降りてきます。
子供達の学力が低下してきているとして調査を始めた全国学力テストは今年で10年を迎えました。
子供達の体力が衰えてきているとして新体力テストを行っています。
いじめアンケートも年2回
体罰調査も年1回
「環境教育」「がん教育」「キャリア教育」といった『○○教育』が次から次へと……。新学習指導要領では、「プログラム教育」が入ってきます。
外国語活動が3年生からになり、5年生からは外国語科になります。道徳も教科になります。教科になるということは評価も必要です。
地方公務員法の改正で、教職員の人事評価のために、目標管理型のPDCAサイクルを回します。そこで、半期ごとに目標に対して自己評価をします。管理職は全員の評価をします。
学校の組織改革として、コミュニティースクールの導入が進んできています。そうなると、地域との連携協働が強まり、会議も増えます。
各自治体ごとに示している達成目標もクリアしなくてはなりません。
自己研鑽のために、学校外の研修にいかなくてはなりませんし、10年ごとに免許更新講習を受けなくてはなりません。
それぞれはとても大切なことで、それをやるための大義名分はあります。
しかし、どれ一つとして、目的を達成したからやめるというものがあるでしょうか?
やり始めたら、まずやめることなく、学校に加算していきます。それらが教頭やセンセイ方にのしかかってくるのです。
学校は、改革をしなくてはならない深刻な『改革病』にかかっています。治すには、メスを深く入れて、本気のスクラップ&ビルドしなくてはならないと思います。
Posted by nori910 at
21:00
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