2018年02月02日

学級は、商店街ではなく、ショッピングモールであるべき



学校にはさまざまなセンセイがいます。
そして、それぞれの学級経営をしています。

ある程度の個性や持ち味は出すべきですが、学校という組織体の中の1つの学級である以上、統一感がなくてはなりません。

「子供たちのため」
という常套句で、やりたい放題のセンセイがいます。確かに子供にも親にもウケがいいです。

しかし、このセンセイの次に受け持ったセンセイは大変です。
「前のセンセイはこんなにやってくれた!」と詰め寄り、前のやり方を強要してきます。さらには、『今度のセンセイはダメ』とレッテルを貼ります。

だから、学級経営のやりすぎは良くないのです。
商店街の1店舗のように、自分のやり方で営業時間を決めたり、セールを独自でやったりする学級経営は、組織としては困るのです。

ショッピングモールのように、一定の枠組みの中で運営する、他店と共存共栄する、といった学級経営をすべきなのです。

昔と違い、保護者の情報伝達は速いです。
隣の学級との比較だけではなく、他校との比較も簡単です。
そして、保護者は、子供にとって「得なセンセイ」か「損なセンセイ」かで判断します。

だからこそ、一人だけが突っ走るのではなく、みんなで盛り上がるショッピングモール型の学級経営が必要なのです。  


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2018年01月29日

続・教育改革病という病い



前回のブログをご覧頂いた方がとても多く、学校の現状を知っていただくいい機会になったと思います。

そこで、実際のセンセイがどれだけたくさんの業務を抱えているか、そして、時間がないかを書きたいと思います。

センセイの放課後には、次のような仕事があります。
《毎日の仕事》
①教室の清掃・整頓
②テストやプリントの丸つけ
③ノートへのコメント書き
④保護者への電話(必要に応じて)
⑤次の日の授業(6時間分)の準備
⑥学級通信の作成

《週・月ごとの仕事》
①学年の打ち合わせ
②校務部の会議
③職員会議
④校内研修
⑤学年通信の作成

《不定期な仕事》
①校外研修のレポート
②各種調査物
③自己評価シートの作成
④市の教育研究会の業務
⑤通知表作成
⑥管理職に頼まれる業務
⑦PTAの業務

思いつくものを書き出しましたが、これ以外にもまだあります。

では、これらの仕事を行う時間がどれだけあるか、ご存知ですか?

一般的な学校の勤務時間は、
出勤時刻8:00〜退勤時刻16:30
休憩時間15:30〜16:15
といった感じです。

6時間授業&帰りの会が終わるのは、15:05なので、放課後の時間は実質40分間です。それでは終わらないので、休憩時間を取らずに仕事をしているセンセイが多いです。

高学年は週28コマの授業があるので、5時間授業が週2回で、6時間授業が週3回です。

放課後の40分間なんて、あっという間です。会議や打ち合わせをしていたら、気がついたら退勤時間を過ぎていることなんてザラにあります。

2020年度からは授業時数が週29時間になり、放課後の時間はますます少なくなります。それと反比例するように仕事ばかりが増えます。

精神疾患で休職しているセンセイが年間5000人います。これだけの仕事を毎日こなしていれば、精神面のみならず、健康面でも病んでくるでしょう。

休職者が出れば、別の教員にその負担が上乗せされます。フリーの教員が変わりに授業を受け持ったり、教頭が担任を代行したりする学校もあります。

一体、どうなれば、学校から仕事が減るのでしょうか。

  


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2018年01月26日

学級王国をつくるセンセイ



《学級王国》
という言葉を聞いたことがありますか?
センセイは一つの学級を任されるので、責任はあるが、自分のやりたいようにやることを指しています。

学校も変わってきて、校長のマネジメントのもと、組織体として、子供たちの教育にあたっています。

しかし今だに、自分勝手なセンセイがどこの学校にも希少種として生き残っています。

たいがいこの種のセンセイは、発言力があり、みんなでやることや、校長から言われることに反対をします。

やっかいなことは、この種のセンセイは、子供を楽しませるスベを持っているのです。ですから、子供たちに人気があることが多く、信奉者の保護者もいます。反面、嫌っている保護者も多くいます。

この種のセンセイが在任している間は、その学校の改善が遅れます。

校長がそのセンセイを何とかできればいいのですが、たいがい反発します。他のセンセイ達が改善をしても、一人だけしません。結果的に学校全体の改善にはなりません。

年限が来て異動するのを待つしかないのですが、この種のセンセイを欲しい学校はありませんから、年限以上残ることがあります。

もし、お子さんの学校に6年以上いるセンセイがいたら、この種のセンセイかもしれません。つるかめつるかめ。
  


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2018年01月24日

教育改革病という病



学校にはさまざまな「教育改革」や「新規の取組」が降りてきます。

子供達の学力が低下してきているとして調査を始めた全国学力テストは今年で10年を迎えました。

子供達の体力が衰えてきているとして新体力テストを行っています。

いじめアンケートも年2回
体罰調査も年1回

「環境教育」「がん教育」「キャリア教育」といった『○○教育』が次から次へと……。新学習指導要領では、「プログラム教育」が入ってきます。

外国語活動が3年生からになり、5年生からは外国語科になります。道徳も教科になります。教科になるということは評価も必要です。

地方公務員法の改正で、教職員の人事評価のために、目標管理型のPDCAサイクルを回します。そこで、半期ごとに目標に対して自己評価をします。管理職は全員の評価をします。

学校の組織改革として、コミュニティースクールの導入が進んできています。そうなると、地域との連携協働が強まり、会議も増えます。

各自治体ごとに示している達成目標もクリアしなくてはなりません。

自己研鑽のために、学校外の研修にいかなくてはなりませんし、10年ごとに免許更新講習を受けなくてはなりません。

それぞれはとても大切なことで、それをやるための大義名分はあります。

しかし、どれ一つとして、目的を達成したからやめるというものがあるでしょうか?

やり始めたら、まずやめることなく、学校に加算していきます。それらが教頭やセンセイ方にのしかかってくるのです。

学校は、改革をしなくてはならない深刻な『改革病』にかかっています。治すには、メスを深く入れて、本気のスクラップ&ビルドしなくてはならないと思います。  


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2018年01月23日

保護者や地域がセンセイを忙しくさせている



子供は地域の宝です。

学校は、保護者や地域と連携協働して子供たちを育てていかなくてはなりません。

しかし、学校は保護者や地域に、保護者や地域は学校に、それぞれやることをお願いします。そして、関係が窮屈になっています。

例えば、保護者に朝の交差点での立番をお願いします。保護者からしたら「センセイはやらないのかしら?」と思います。

地域で夏休みにラジオ体操をしています。町内会の役員から、「学校のセンセイが来てくれたら、子供も喜ぶのに。」と言われます。

もちろん、どちらもやるに越したことはありません。しかし、勤務時間外の業務です。参加するとなれば、完全なボランティアになるのです。

このようにして、『子供のため=いいこと』だから、無理してもやらざるを得ず、仕事が増えるのです。

センセイの働き方を変えるには、学校、保護者、地域の三者は、『健全な児童生徒の育成』という大きな目標で共通しながらも、業務を分業していくことも、大切になってきます。

そのためには、校長を中心として、三者の代表が共通の認識をもつことが大切なのです。  


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2018年01月21日

センセイが学校改善を妨げる



日本中のセンセイは、基本的に子供が好きです。そして、受け持ちの子供の力を伸ばしたいと思っています。
その理念は揺るぎないと信じています。
逆に、そうでないセンセイは即辞めてもらいたいです。

センセイという職業は、大学を出てすぐに学校に勤めている場合が多いので、組織の一員として働く意識が薄いのです。 

だから、【マイルール】で仕事をするセンセイが多いのです。その自信は「子供のためにやっている」という自分なりの裏付けがあるからです。

ひと昔前までは、それも通じました。力のあるセンセイが自己流のやり方で子供を教える姿がありました。

しかし、学校は校長のマネジメントのもと、組織として対応していかなくては、課題が解決しなくなってきました。

ですから、管理職がセンセイ方にやってもらうことが多くなってきているのです。

もとから、自己流でやってきたセンセイは、管理職から言われることに反発するわけです。
まして、学校改善ともなると、
『なぜ、そんなことをするのか?』
『働き方改革といって早く帰らされても、持ち帰り仕事が増えるだけだ』
という反発が出てくるわけです。

これが縦社会でない学校の弊害です。
自由にものが言える風通しは良くても、上からの指示命令が浸透しづらいのが学校なのです。  


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2018年01月20日

学校が変わらない要因を洗いだす



犯人探しをするわけではありませんが、学校が変わらない、変えられない要因を明らかにする必要はあると思います。

なぜなら、要因が明確になれば、打つ手が見つかるからです。

要因として考えられるのは、
①校長や教頭が原因
②教職員が原因
③保護者が原因
④地域が原因
⑤教育委員会が原因 
でしょうか。

学校そのものの組織の問題、構成する教員サイドの問題、学校を取り巻く環境の問題と大きく分けることができます。

それらについて、詳しく要因を見ていきます。  


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2018年01月17日

学校の改善は誰のためか?



学校改善をする目的はなにか。
教師の働き方改革の目的はなにか。

これは言うまでもなく
『子供のため』です。
もう少し丁寧に言うと
『子供に十分な教育を行い、確かな力を付ける』ためです。

改善や改革を語る上で、教育の主役である子供を忘れてはならないのです。

「子供のために最良の方法はなにか?」という大前提のもと、教育に携わる教員が幸せに働けることが大切なのです。

ともすれば、教員の都合に見える働き方改革。誰のためか分からない学校改善に陥りやすいです。

とはいえ、子供のためといって何でも盛り込んできたのが、今までの学校です。

双方のバランスが大切なのです。いわゆる、ワークライフバランスです。
  


Posted by nori910 at 19:26Comments(0)

2018年01月10日

学校で一番忙しいのは……そう、教頭センセイ



〈センセイが忙しい〉
〈学校がブラック化している〉

というが、ホントにそうだろうか?
改めて問いたい。
皆さんのお子さんの担任のセンセイ、身近なセンセイは、過労死しそうなぐらい忙しいだろうか。

毎日部活指導に明け暮れているセンセイ
研究校に勤めているセンセイ
生徒指導困難校に勤めているセンセイ

こんなセンセイは確かに、クタクタに鳴るほど働いているだろう。

もう一つ忘れてはならないのが、教頭センセイである。 

あまり注目されないが、学校の中で一番勤務時間が長いのは、教頭センセイなのである。
朝誰よりも早く出勤し、夜誰よりも遅くに退勤する。
勤務時間だけでも大変だが、業務内容も多岐にわたる。

○委員会からの連絡文書の受理
○数々の調査物
○校長からの依頼業務
○先生方の指導
○校舎の営繕管理
○保護者対応
○地域との連携の窓口
○学校開放の担当   etc……

本来は「校長の補佐」「職員の指導」がメインではあるが、それ以外の業務が多すぎるのが実態。

ようするに、「これ、誰がやるの?」という仕事はほとんどが教頭センセイの仕事。

一番、業務改善をしなくてはならないのは、教頭センセイの業務なのではないだろうか。  


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2018年01月07日

こんな校長は学校をダメにする



校長が変われば、学校は変わる
と書いてきましたが、もちろんその逆もあるのです。

▼事なかれ主義の校長
▼前例踏襲型の校長
▼決断力のない校長
▼仕事を押し付ける校長
▼責任を逃れる校長   etc…

学校の中にいれば、このような校長はたくさんいることが分かります。しかし、保護者や子供には、なかなか分からないものです。

どうすれば、保護者は、校長センセイの経営方針が分かるのでしょう。話を聞くか、書いてある物を読むしかありません。
一番は、毎月発行される学校だよりの巻頭言を読むことです。校長が何を考え、どういう学校にしたいかを保護者に伝える最大の機会なので、校長は文章を練って書きます。

また、ホームページに定期的に校長だよりを載せたり、ブログやフェイスブックで考えを小出しにしている校長もいます。

しかし、その巻頭言ですら、教頭に書かせている校長もいるのです。

そんな校長はいったいどうやって経営方針を保護者に伝えるのでしょうか?  


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