2018年11月01日

来年こそ運動会をやめよう

なんて書いたら、批判を浴びるでしょう。
学校を本当に改善するには、

今あるものを疑ってみる

ことが大切だからです。

学校で運動会をやるのはどうしてでしょうか。

保護者なら

毎年やっているから
やることが当たり前だから


と答えるでしょうか。先生は

教育的なねらいがあるから

とでも答えるでしょう。

学習指導要領には、特別活動の「健康安全・体育的行事」に位置づけられ、

心身の健全な発達や健康の保持増進などについての関心を高め,安全な行動や規律ある集団行動の体得,運動に親しむ態度の育成,責任感や連帯感の涵(かん)養,体力の向上などに資するような活動を行うこと。

と内容が示されています。
ただし、「運動会をやりなさい」と書いてあるわけではありません。

後半部分の記述から、「運動会が適切だ」ということで実施しているわけです。

それでは、各学校の運動会のねらいは何でしょう。

職員会議で「運動会実施計画」が提案されます。
そこに「運動会のねらい」が書かれてあります。
ですから

そのねらいを達成するために運動会を行う

のが正しいのです。運動会の種目も

ねらいを達成するために種目

であるのが本来です。
「去年もやっていたから」「先生がやりたい種目だから」
で決めるものではないのです。

一時期、徒競走の順位を決めるのはおかしいと、手をつないでゴールしたり、ゴール付近を目隠ししたりする迷走した学校もありました。

「なぜ、徒競走をするのか」「なぜ順位を付けるのか」

そのねらいが保護者にしっかり伝わっていればいいのです。

「運動会をやめよう」の根底には

見世物的な運動会やねらいが不明確な運動会になっていることを見直そう


という考えがあるのです。

《私が疑問に思う点》

◯やたら勝負にこだわる担任や子ども
◯運動会のクラス目標が「絶対優勝する」
◯個人の目標も「徒競走で1位になる」
◯毎年変わらない団体競技
◯何をやっているか分からない運命走(個人種目)
◯リレーの選手決め、リレーの補欠というあいまいなポジション
◯発達段階にそぐわないダンス
◯担当者の趣味で流すBGM
◯配当時間を大幅に超える練習時間
◯何度も行う全体練習
◯マイクの音量がうるさいと地域からの苦情
◯保護者の過激な席取り合戦
◯注意してもやめない喫煙・飲酒
◯本部席に入ってきてビデオ撮影をする保護者
◯学校周辺に出店する露天商
◯学校周辺の違法駐車

こうしてみると、「運動会のねらいはどこへ?」と思えてきます。

運動会をやめることはできないと思います。
だからこそ、

「ねらい」は何か?

に立ち返って、内容・練習時間・実施の見直しをしませんか。

  


Posted by nori910 at 21:53Comments(0)