2017年12月08日
昔ながらの手書きにも良さがある
センセイ自身ができる業務改善はまだあります。
⑦学級通信等の文書作成
です。
放課後のセンセイの仕事の多くは。授業のプリントや、おたより(学級通信)を作ることです。
ここにも、改善ポイントがあります。
まず、プリントです。
パソコンが普及し、センセイは、1からプリントをカスタマイズする傾向が多いです。それでは、いくら時間があってもたりません。
市販のワークもあれば、ネット上にも著作権フリーのプリントがたくさんあります。それを活用するのも1つの手です。
ここからがワザです。
1 プリントを使わずノートに書かせる
2 手書きでプリントを作る
え?と思われがちですが、実は昔のセンセイはこうやっていました。実はそれが一番効率的なんだと思います。
あるとき、英語で色を教える授業の準備をしていた若いセンセイがいました。
パソコンで図形を描き、いろいろな色をつけ、プリントアウトして、丁寧にラミネートをかけていました。
そこでこうアドバイスをしました。
『色画用紙を切れば、1分で終わるよ。』
若いセンセイにとっては、目からウロコだったようです。
実は、学校のセンセイもゆとり世代が増えてきているので、こういうことが日常的に起きているのです。
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20:23
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2017年12月07日
集中と緩和の仕事術で時間を生み出す
放課後のセンセイの仕事のうち、効率よくやることで、時間を生み出すことができる仕事があります。
それは、
②学年の打ち合わせ
と
⑥各種会議
です。
まずは、⑥の各種会議から考えていきます。
センセイは職業柄、しゃべることが大好きです。だから、職員会議といえば、思いついたことをどんどんしゃべり、話がまとまらないことがあります。
よく、ドラマで職員会議で揉めてるシーンがありますが、割とあんな感じです。
会議については、重要な案件のみ協議をすればいいのです。職員会議の議題のほとんどが連絡事項に過ぎません。それであれば、「提案を読んでおいてください。」で済ますことができます。
また、協議事項は、「何を協議してほしいか」という観点を明確にして提案するとよいです。
各担当で綿密に計画を立案しても、結局その通りやらないのがセンセイというものです。ですから、会議で細かく内容を確認することは、時間の無駄です。
次に、学年の打ち合わせです。
これは、各学級の進度を確認したり、教え方を揃えたりする大事な打ち合わせです。
これを学年主任の下、きちんとやっている学年は、取組が揃っています。
しかし、しっかりと打ち合わせていない学年は、やることがバラバラです。
さて、この打ち合わせのどこをスリム化できるかです。
実は打ち合わせといいつつ、半分が脱線したおしゃべりになっていることが多いのです。
『大事な情報交流です』という言い訳をしますが、傍で聞いていれば、単なる雑談です。
そこで、打ち合わせる内容と終了時刻を最初に明示しておくと良いです。場所も職員室ではないほうが良いです。
打ち合わせや会議をいかに効率的に行うかで、自分の時間が生まれるのです。
そのためには、会議や打ち合わせは集中して行うように変えていくようにしましょう。
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21:18
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2017年12月06日
子どもファーストの働き方改革であってほしい
センセイの本務は授業です。
それは前回書きました。
今後行われる「教員の働き方改革」が子どもファーストであることを願っています。
1つは、子どもにいい授業をするための準備の時間を作るための業務改善
もう1つは、子どもと直接関わる時間を増やすための時間の確保
これらは、直接子どもに関わることです。ぜひ、このために改革が行われることを願っています。
そうではなく、そこに教員のエゴが見え隠れし、教員サイドの見方で改革が進むようでは、学校教育は廃れます。
もちろん、教員も労働者ですから、過重労働を強いたり、過労死レベルの超過勤務をさせたりすることは避けなくてはなりません。
取組をやめる、業務を軽減する、時間を減らす
そういったときに、それが「子どものためになるか」という視点を常にもつべきだと、私は思います。
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21:01
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2017年12月04日
センセイは授業で勝負する
前回書いたセンセイの業務のうち、どうしても毎日しなくてはならない仕事があります。
それは、
①次の日の授業の準備
です。
これはセンセイの生命線です。ノープランで45分の授業はできません。そこで、発問(センセイから児童への問いかけ)や指示をノートに書いておくことも必要です。また、板書(センセイが黒板に書くこと)の内容も書いておく必要があります。
ようするに、シナリオを作っておくのです。
それも、次の日のすべての授業のシナリオです。
さらに、授業で使用するプリントを用意しておく必要があります。
実はこの一番大切な仕事をやらずして、多忙だ!多忙だ!と言っているセンセイが多いのです。
この仕事はどんなに忙しくても、丁寧にやらなければ、いい授業はできません。
子どもとセンセイの接点の多くは、授業てす。
授業が下手なセンセイの学級は崩壊することが多いです。
話が働き方改革から逸れますが、充実した毎日を送るためには、「分かる授業」「できる授業」「楽しい授業」をして、子どもを惹き付けることが大切です。
センセイは、授業で勝負できなくてはならないのです。
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19:20
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2017年12月03日
放課後のセンセイの仕事
センセイは授業が終わったら、児童生徒と一緒に帰宅できる!なんて思っている人は、いないと思います。
放課後のセンセイは、かなり忙しいのです。
大まかに次のような仕事があります。
①次の日の授業の準備
②学年の打ち合わせ
③行事等の計画立案
④校内研修
⑤保護者への電話連絡、家庭訪問
⑥各種会議
⑦学級通信等の文書作成
⑧校外での研修
⑨評価作業
PTAの業務、市の特別委員会の業務
さらに、中学校は部活指導
これらを40分✕5日=200分で行わなければなりません。
現実には無理です。だから超過勤務になるし、休日出勤を余儀なくされます。
子どもと向き合う時間を増やしましょう!
と働き方改革が提案されていますが、実際の仕事量が減らない限り、時間は生まれません。
実際のセンセイの一日を例をあげてみます。
7:00 出勤〜〜教室の黒板に朝のメッセージを書く
家で作ってきた学級通信を印刷する
授業のプリントを印刷する
一日の行事予定を確認する
学年の打ち合わせをする
8:00 教室へ
(子どもがいる間は職員室に戻ってくることはなかなかできません。)
15:05 子どもを下校させ、職員室に戻す
校務部会で来月の行事の立案、調整
15:30 実際は休憩時間だけど、テストの丸付け
16:00 実際は休憩時間だけど、学年打ち合わせ
16:30 退勤時刻だけど、帰れない
明日の授業の準備
18:00 子どものノートにコメントを書く
18:30 学級通信を書く(できなければ持ち帰り)
19:00 教室の整理整頓
19:30 教頭に催促され、仕事を残して帰宅
あくまでも例ですが、毎日がこんな感じです。
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11:58
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2017年12月02日
小学校のセンセイの勤務時間ってご存知ですか?
小学校のセンセイの勤務時間って、ご存知でしょうか? センセイも労働者ですから、拘束される勤務時間は当然あります。
1日7時間45分(週38時間45分)で、45分の休憩時間を中にはさみます。
具体的な日課表で説明します。
出勤時刻が8:00の学校であれば、15:30〜16:15までを休憩時間にして、退勤時刻は16:30になります。
これを子どもの日課に合わせてみると……
8:00 児童登校[出勤時刻]
8:20 朝の会
8:30 授業開始(1時間目〜4時間目)
12:00 給食
12:45 清掃
13:15 午後の授業
14:50 帰りの会
15:05 児童下校
子どもが帰ったら、明日の授業準備、学級通信を書く、テストやプリントの丸つけ、諸会議……などがあります。
それに費やせる時間は、15:05〜15:30の25分間と16:15〜16:30の15分間 実質40分ぐらいしかありません。もちろんこの時間で終わることは困難です。
そうなると退勤時刻を過ぎて、超過勤務をしていることになります。
Posted by nori910 at
23:59
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